氣志團のデビュー10周年記念対バンシリーズ「極東ROCK'N'ROLL HIGH
SCHOOL」。兵庫がVSユニコーン編に行ったり(http://ro69.jp/blog/hyogo/56604)、小松がVSグループ魂編に行ったり(http://ro69.jp/blog/japan/57327)しているのをいーなーと思って見ていた僕ですが、ようやく今日行ってきました。本日のお相手は恵比寿マスカッツ。
恵比寿マスカッツですよ。ピンポイントで狙い定めて行ってきましたよSHIBUYA-AX。
だって全ラインナップ中、まちがいなくもっとも「こいつらと対バンできるロックバンドは氣志團しかいない」度が高い相手である。今回のシリーズではVSももクロというキラーカードも用意されているのだが、それとも違う。なんていうのだろう、氣志團の土俵に引っ張り上げられる相手とそうじゃない相手がいるとして、間違いなくそうじゃない相手。だって22人もいるし向こう。人数の問題ではないが、いくら翔やんがマスカッツの新曲“ロッポンポン☆ファンタジー” を書いているからといって、マスカッツリーダーの麻美ゆまが氣志團の大ファンだからといって解決するようなもんでもない、結構途方もない構図なんではないかと。まあ要するにマスカッツが観たかったんだけど。
で、どうなるのかなと思って観てたのだが、いやあ、さすが氣志團。登場した恵比寿マスカッツがいきなり”One Night
Carnival”をカバーするという、ゴングと同時にパイプイス、みたいな展開になったんだけど、それを執拗にツッコんで相手の土俵に乗るでもなく、かといって無理やり自分の土俵に引きずり込むでもなく、今日の翔やんのスタンスは「親戚のお兄さん」みたいな視点で一貫していた。マスカッツをイジるよりもユニットの生みの親であるマッコイ斎藤(「おねマス」の総合演出)をイジり、アンコール(があったのです、先攻なのに)でマスカッツが”セーラー服を脱がさないで”を歌えばそれ自体ではなくそのとき彼女たちが着ていたセーラーズのトレーナーにツッコむ。それでもって最終的には「みんないい子なんです」と褒め称え、共演に感激した麻美ゆまに涙をこぼさせる。素晴らしい試合運びで完勝でした、氣志團。何の話だっけ。
そうそう、最後のアンコールでマスカッツ22人と氣志團で“ロッポンポン☆ファンタジー”をやったのだけど、バリバリのバンドサウンドで聴くと、とてもかっこいい曲でした。そこもさすが翔やん。(小川)
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