ソニーがAndroid採用のタブレット端末 " Sony Tablet " 二機種を正式に発表しました。4月のプレスカンファレンスでは S1 / S2 の開発名で呼ばれていましたが、製品版の正式名は 9.4型ディスプレイのスレート型が Sony Tablet S、5.5型ディスプレイ x2枚のクラムシェル型が Sony Tablet P になりました。
両機種の位置づけとしては、9.4型シングル画面のソニータブレットS が家庭内でのコンテンツ視聴、5.5型デュアル画面のソニータブレットP がモバイルでのコミュニケーション用途をそれぞれ想定しています。
基本仕様はSony Tablet S が 9.4型 1280 x 800 マルチタッチ液晶ディスプレイ、NVIDIA Tegra 2 プロセッサ、1GB RAM、重さ約600g。IRポートを備えて赤外線リモコンとしても機能します。無線はWiFi。出荷時のOSはAndroid 3.1。どこかのサイトが不粋極まるすっぱ抜きで掲載していたように、本体は「雑誌を折り返したような」曲線デザインでアールがかかっており、平らなテーブルにおけば自然なアングルで観やすく、また重心に近い部分を持つことで軽く感じる形状です。
Sony Tablet P は5.5型1024 x 480 x 2枚、こちらもTegra 2、重さ約375g。モバイルコミュニケーション寄り端末として、WiFiに加えて内蔵WWANも用意されます。米国ではAT&Tの4G (LTE)に対応。PはAndroid 3.2で出荷される予定です。こちらも折り畳んだ状態で楕円に近くなる曲面が特徴。
共通の仕様は前面・背面カメラ、マイクロUSB端子、SDスロット、WiFi、A-GPSなど。ソフトウェアとしては、汎用のAndroidプラットフォームにソニー独自の改良を施しています。例はタッチパネルの応答性やブラウザの表示が速い「サクサク テクノロジー」。
外部機器との連携にも注力しており、DLNA対応やAVネットワークリモコンアプリのほか、Sは赤外線でユニバーサルリモコンとしても機能します。
またソニーが展開するネットワークサービスの端末として、映像配信の Video Unlimited (Qriocity Video on Demandから改名したらしい)、音楽のMusic Unlimited、電子書籍のReader Storeからコンテンツを入手して利用できます。4月にPSN / Qriocity の個人情報漏洩を発表する直前、まだサービスが停止していた時期の発表会でも、Qriocity / PS Suite との親和性はくり返し強調されていました。
さらに、ソニエリのプレイステーション携帯ことXPERIA PLAY に続く PlayStation Certified 端末として、エミュレータ動作の初代プレイステーションゲームや、今後登場するとされる PlayStation Suite 規格ゲームなどで遊ぶことも可能。
発売はソニータブレットS (1枚板)が9月、ソニータブレットP(折りたたみ)が年内。米国価格はSony Tablet S の内蔵ストレージ16GBモデルが499ドル、32GBモデルが599ドル。Pは未発表。ベルリンIFA 2011 カンファレンスでの発表を受けて、国内でも近いうちに詳細が明らかになりそうです。
http://japanese.engadget.com/2011/08/31/2-p-5-5-s-9-4/
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